基礎・基本をつくれ

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勉強であれ、スポーツであれ、すべて物事を成し遂げるためには、まず基礎・基本を徹底的に身に着けていく必要があります。

ではその基礎・基本とは何なのでしょうか。

何か似ているようで似てない言葉ではありますが、最終的にはあまり違いはないのかと。

しかしながら少しだけ言葉の意味合いは違うようです。

基礎は知識や技能、基本は認識や価値観。
基礎は身につけさせるもの、基本は確かめ確認していくもの。
基礎は認識や価値観を培う土台、基本は基礎の上に立つ応用。
獲得した基本は次の学習の基礎になる。

こうしたことを考えていくと、やはり子供たちの学習の基礎・基本は、

読む・書く・聞く・話す・計算する・調べる・まとめる等の力。
また、生活習慣、考えかた、学び方になってきます。

では、体つくりに関してはどうかというと、
立つ・起きる・回る・組む・乗る・歩く・走る・跳ねる・滑る・跳ぶ・登る・這う・泳ぐ・持つ・支える

運ぶ・押す・押さえる・つかむ・捕る・渡す・振る・投げる・打つ・蹴る・引く・倒すなど。

これよりも、もっとたくさんあります。

こういった動きは、以前までは自然に生活や子供同士で遊んでいく中で、身に付き体験していくものです。

しかしながら、現代の子供たちは、幼稚園や学校においても遊びを制限され、家に帰ってからも公園やその他の

遊び場所において様々なことが、危険性などから禁止され、また文明の発達により環境が変化して、

体を使わなくても生活できるようになってきています。

そして、食べる物は西洋化し、栄養に溢れ、身体自体は、どんどん大きくなってきています。

しかしながら、運動能力については明らかに個人差がついてきてしまっています。

野球・サッカー・バスケットボールなどのチームに所属したり、体操教室や水泳など、運動に関する習い事に

通っている子供。

逆に、外の出て遊ばず、運動する機会もほとんどない子供たち。

この子供たちの運動能力の差は歴然としたものです。

昔は、みんなが外で1日中遊んでいましたので、そんなに能力の差はありませんでした。

しかし現代の子供たちは平均的に見ても、身体ばかり大きくても、驚くほど運動能力が低下しています。

上記で述べた、動きに関するたくさんの事を日常で、体験することが少なくなってきているのです。

もちろん、スポーツ界においては、素晴らしい能力を開花させた若者も増えてきています。

しかしそれは、トップアスリートのみです。

自分の身近にいる幼稚園児・小学生・中学生・高校生を自分の時代のころの置き換えてみてみると

大きくはあるが明らかにどんくさい子が増えています。

昔であれば、上記に述べたようなことは、わざわざ時間をとって教えなくても日頃の遊びから、

勝手に出来ていました。

私も野球教室で、たくさんの子供たちのキャッチボールの姿をよく見ますが、

あまりのへたくそさにびっくりです。

昔はキャッチボールができない男の子なんてほとんどいなかったですから。

しかし、野球に関して言うと、打つ・捕る・投げる・走る前に、基礎基本となる、

立つ・歩く・走る・止まる・捻る・方向を変える・片足に乗る・捕る・投げるなどの事が

しっかりできていないように感じています。

現代の日常では、個人で動画などが簡単に配信できることから、沢山の人が思い思いの技術的な考えを

投稿しています。

それはそれで、自分が情報を取捨選択していき役に立てていけばいいのですが。

私から言わすと、そんなろくに片足で立てない子供に難しい技術指導したって、本当には身につかないと

思っています。

もっと基礎的な基本的なところに目を行き届かせ、焦らずに長い目で子供たちを育てていってくれる

指導者が増えていってほしいことを望むばかりです。

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