プロ野球の、今年の開幕投手は、軟式野球出身。これが何を意味してる?

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プロ野球も開幕し、いよいよ野球の季節になってきました。

先日発表された、プロ野球の開幕投手のリストを見て、

驚かれた方も多かったのではないかと。

阪神タイガースのメッセンジャー投手を除く

日本人の投手は、11人ともに、中学校では軟式野球経験者でしたね。

この事実については皆さんいろいろな意見を出されていました。

また、中学軟式だけではなく、いわゆる強豪校・甲子園常連校といわれてる

高校の出身も菅野投手の東海大相模ぐらいではないでしょうか。

これは何を意味しているのでしょうか。

もちろんすべての学生が、プロ野球を目指しているわけではないですが、

少なくとも、甲子園常連校・強豪校の生徒たちは、

プロ野球を夢見る人が多いのではないでしょうか。

やはり、一番の原因は、中学・高校時代の故障だと思います。

私も、中学硬式野球の選手をたくさん見ていますが、やはりモチベーションも高く、

レベルも高い選手が多くいます。

また、甲子園常連校や強豪校に進学したいという強い意識を持った選手が多いです。

先日も書きましたが、中学軟式から、野球推薦で強豪校に進学するのはかなりハードルが高く、

硬式野球の方が、高校のスカウトの目に触れる機会が多いのではないかと思います。

そのため、有望な選手は、やはり硬式野球を選択することが多いと思います。

なのにこの結果は。

勝利至上主義の影響なのでしょう。

将来を考えないで無理をさせる環境を作ってしまっているのでしょう。

考えないといけません。

自分たちの所で使い切ってしまってはいけないのです。

それともう一つ、日頃の練習で、中学校のクラブ活動としての軟式野球と

学校外の硬式野球チームの違いとして、私が気になるのは、平日の練習です。

私は、25年もの間、プロ野球で、プロの投手のコンディショニングを見てきましたが、

プロの投手が、2日以上、まったくキャッチボールをシーズン中にしないという場面には

出くわしたことがありません。

というのは、中学軟式の場合、学校のクラブ活動なので、

週のうち。4回以上は、キャッチボールをしていると思います。

しかしながら、硬式チームは、基本的に、土曜・日曜・祝日が主な練習日であり、

場合によっては平日練習が無い。

あったとしても、週に1日から3日。

それもグラウンドがないので、ティ―バッティングや、マシンバッティングなど、

環境によっては、土日以外、キャッチボーができない環境のチームもあります。

もちろん、キャッチボールも何もせずに週末を迎えると、

疲労は取れているでしょうが、いわゆる休み肩状態で、肩が軽すぎるのです。

プロのピッチャーが、登板後、一週間まったくキャッチボールもせずに

、試合に登板するなど、怖くて誰もできないでしょう。

しかし、現実のこのような事が起こっている可能性があります。

そしてこのことは、小学生の軟式野球にも当てはまります。

土・日・祝日だけ、野球をして、それもいきなり試合で連投する。

肩肘にとっていい訳がありません。

昔は、学校でも、放課後でも毎日のように野球をしていましたが、

今は、塾などの習い事も多く、毎日のように野球の動きに触れていないようです。

使い過ぎてもいけないし、まったく使わないまま一週間近く過ごし、

そしていきなり試合で全力投球、身体にとっていいはずはありません。

難しい問題ではありますが、実際にこのような結果が出ていて、

有望な選手が、期待通りに育ってきていない現実を見ると、

根が深い問題なのではないでしょうか。

甲子園での、連投・熱闘を称賛する声がある限り、

非常に問題が大きいと思います。

小学生から中学生そして高校生へと順調に育っていった子供は少ないのではないでしょうか。

それ以上に、期待されながら、怪我で夢をあきらめた子供たちが大勢いることを

私たち大人がもっと真剣に考えなければなりません。

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