選抜高校野球大会で、こんなシーンがありました。
対戦相手のセカンドランナーが、サイン盗みをしているのでないか。
と、監督が審判に抗議しました。
審判の話合いの結果、講義は認められませんでした。
試合後に再び監督は相手の監督に講義をしたそうです。
実際はどうっだたのでしょうか。
火の無いところに煙は立たずじゃないのでしょうか。
今回の件が、事実はどうっだったのかどうかはどうでもいいんです。
疑われるような行動をしていたという事です。
以前の夏の甲子園でも同じようなことがありました。
誰が選手にこんなことをさせているのでしょうか?
監督ですか?
コーチですか?
先輩ですか?
同僚ですか?
自分自身で考えたんですか?
この事を、もし指導者が選手にさせていたとしたら、
とんでもないことです。
この選手たちは、高校生なんです。
選手たちに、何を教えるのでしょうか。
野球の技術なのでしょうか。
努力をすることなのでしょうか。
勝利の厳しさなのでしょうか。
もし、サイン盗みをしてでも勝つんだと、
あらゆる手段を講じても、どんな手段を使っても
勝負には勝たなければいけないんだ
という事を教えるためなんでしょうか。
高校を卒業して、大学に進学する人もいるでしょう。
高校から社会に出ていく人もいるでしょう。
いずれにしても、いつかは世の中に出ていくのです。
その世の中の荒波にもまれても、かならず人生の勝利者になるためには、
どんなことをしても、どんなに汚いことをしても
必ず勝たなければならないんだということを教えるために、
もし、サイン盗みをしてでも、勝つことにこだわるのなら
それはそれで意味があることなのかもしれません。
でも私には、どうしても許される行為ではありません。
正々堂々戦ってほしいのです。
せこい野球、汚い野球ばかり教えて何になるんでしょうか。
私はそんな指導者が大嫌いです。
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