自主トレ中、選手は自ら、めちゃくちゃ走りこんでいる。

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コンディショニング

プロ野球選手の自主トレ、

実はかなり走りこむ。

最近、いろいろなところで、

いろんな人が、野球選手の走り込み

について、異論を述べている。

「走り込みなんかしても、下半身は強

くならない。」とか、

「野球選手にとって、まったく意味が

ない。」とか、

「走るのをやめて、筋トレだけしてみ

ました。」

とか、いろいろ述べている。

果たしてどうなのだろうか?

実は面白い傾向がある。

それは、プロ野球選手は、

シーズン終了後、

12月1日から1月31日は、

シーズンオフで、

監督・コーチは、新入団選手を除き、

一切の指導はできません。

これは、選手側が、オーナー側から

勝ち取った権利であり、

選手は、監督・コーチと

一切かかわってはいけません。

もちろん、ユニホームも着てはいけません。

その選手が勝ち取ったシーズンオフの

権利なのですが、当然、2月1日から始まる、

キャンプに合わせて選手は自主トレをして

備えなければなりません。

開始時期、内容は、選手が決めます。

何人かで動く選手も、一人で動く選手もいます。

他球団の選手と一緒にする選手、

大学や社会人の自分の出身チームにお願いして

練習する選手もいます。

そこで、いろいろな場所で、いろんな環境で、

いろんな人と自主トレをしてくるのですが、

選手たちは、自分でメニューを作成するにも

かかわらず、かなりの量を走りこみます。

もちろん、2月のキャンプで、

強制的に走らされると思って

準備しているのかもしれませんが。

プロ野球の世界でも、

私がコンディショニング担当で、

近鉄バファローズに入団した

30年前に比べれば、

走る量も内容もかなり変化しています。

それにもかかわらず、

選手はかなり走りこんできます。

これは何を意味するのでしょうか。

もちろん、選手は2月のキャンプ中、

走り込みの練習中は、愚痴だの文句だの、

オンパレードです。

しかしそんな選手が、

いざ自分で練習メニューを決めると

走りこむのです。

これってなぜ?

また、メジャーリーグにも行った、

巨人の桑田投手も、

練習場に桑田ロードと呼ばれる、

桑田選手がいつも走っていたところが

跡形となって残っている個所がある

というのは有名な話です。

私も、当時オリックスバファローズの

エースだった、金子投手が、

前回の先発登板でふがいない結果を残した時、

チームが移動練習だったドーム球場で、

練習時間の90分間、

練習が終わるまでポール間を走り続けたことが

ありました。

もちろん、私が決めたメニューではなく、

金子選手自らが決めて走っていたのです。

またこんなこともあります。

多くの外国人の先発投手は、当番翌日、

京セラドームや、ホットモットスタジアムの

階段を上から下まですべて走って、

スタジアムを1周していました。

それも、練習前です。

かなりの距離と負荷です。

もちろん自分で決めて走っています。

もちろん、選手自身、

そのような練習を自らするということは、

下半身の強化だとかスタミナの強化だとか

だけではない、何かを求めて

走っていたんだと思います。

今回、私の走り込みに対する意見は

お伝えしませんが、一つだけ言えることは、

すべてのトレーニングやランニングメニューは、

機械がやるのではなく、

心を持った人間がやるということです。

そこは根性論という陳腐な発想ではなく、

また筋肉がどうだの、

スタミナがどうだのという、

机上の話だけでは片づけられないものが、

選手の中にはあるということを

理解しなければいけないということです。

もちろん、トレーニングコーチなどが決めた

メニューと、自らが決めたメニューは違います。

「走り込み不要!」

と簡単に外部の人間が語るほど、

単純な問題ではないように思います。

そこに何があるのか?

何の目的があって、それをしているのか?

そのあたりが明確であるのならば、

必要な場合もあるのではないでしょうか。

人間は、選手は、一人一人違います。

日本人と外国人も違います。

その違いを無視して、

ひとくくりの考えで納められるほど

コンディショニングとは

簡単ではないでしょう。

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