少年野球、成長には個人差がある。

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小学生・中学生の子供たちには成長に個人差があることを

指導の場面で忘れがちになってしまう事がありますよね。

子供たちの成長には、いわゆる、早熟・晩熟という考え方があります。

早熟の子供は、小学生高学年になってくると、身長も高く、足も速く

肩も強い。もう中学生かと思ってしまいます。

そういった子供は、どうしても力強いため、力や勢いで

プレーをしてしまいがちです。

技術が伴っていないケースをよく見かけます。

もう少し力を抜いて、周りを見てプレー出来ればもっといい選手に

なるのになーと感じます。

もちろん、小学生の頃は、中心選手になっていくことが多いのですが。

しかし、この頃に力に頼ったプレーばかりをしていると、後々の

技術の発達に大きな影響を与えてしまいます。

今は、成長が早いため中心選手でいられますが、高校生や大学生の頃に

なると、周りの選手に体格を抜かれてしまい、

実力も負けていってしまうことが多いように思われます。

やはり、しっかりと、スキルを身につけさせることが大切で、

また、力を抜くことをしっかりと身につけさせていかなければ

ならないですね。

また、晩熟の子供は、どうしても周りよりも小さく、弱さを感じて

しまいます。

そのために、体力の向上を目指して、早熟の子供たちと同じように、

体力の強化のメニューを実施されると、悲惨な結果に繋がります。

遊びの要素を取り入れながら、様々な運動体験をさせるべきです。

運動体験の器を広げてあげなければならないですよね。

まず、野球を楽しませてあげなければなりません。

そして最も大切なのが、時間・量ともにやり過ぎないことです。

物足りないぐらいがちょうどいいのです。

まだ、小学生なのに、一日中練習や試合をさせられて、

家帰ったらぐったり、ご飯も食べられないぐらいに疲れています。

こんなことをしていて、大きくなれるのでしょうか。

家に帰っても、まだまだ物足りなくなって、ご飯を食べたら、

すぐに家を飛び出して、友達と遊びに出かけてしまうぐらい、

エネルギーを残しておいてあげなければいけないですよね。

大人が作った、させられる野球ばかりしてエネルギーを

使い果たしたらいけません。

物足りなくなって、友達と公園に出かけて、自分たちのルールで

また好きな野球や遊びをする事とは違いますからね。

自分からお願いして、お父さんとキャッチボールなどをして

遊ぶのはいいですよ。

でもこれが、チーム練習が終わって、家に帰っているのに、

お父さんなどの大人の方から声をかけて、もっと練習しない

いけないようにもっていくのとは全然違いますから。

子供が自発的にするのと、大人が仕向けるのとは違います。

子供がもっとしたいのは、エネルギーがまだ余っているからです。

しかし、それもちゃんとゆっくりご飯を食べて、休養してからに

したいものですね。ご飯もそこそこに遊びに行ったら、

本末転倒ですから。

低学年や晩熟の子供たちには、もっと遊びの体験が大切で、

周りの指導者や保護者は慌てないこと。

勝利至上主義に走らないこと。

次の世代につなげていってあげることです。

指導者は、学年に関係なく、早熟・晩熟の子供たちが混ざっている事を

忘れないように指導していきたいですね。

そして指導者や親は、子供たちにもっと、時間とエネルギーを残しておいて

あげてくださいね。

焦らなくていいんです。先は長いですから。

今やらなければならないことを、効率的に、短い時間で出来るように

工夫する事こそ大切ですね。

物足りないぐらいがちょうどいいんです。

やり過ぎはだめですよ。

成長止まってしまいますからね。

いつも、子供の本当の表情を見ておいてくださいね。

練習が終わって、子供たちに笑顔が残っているかが大切ですよ。

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