子供の朝食抜きは、空腹時間がなんと、17時間

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子供たち、ちゃんと朝食食べてきていますか?

流行りのダイエット法やいろんな人の健康法として、一日一食だったり、朝食をわざと抜いたリする方法は確かにあります。

それは、成人した大人たちが、自分の考えのもとに判断して、自ら意識して朝食を抜いているので、そのことについては、私は全く何の異論もありません。
しかしながら、今回は、スポーツをする人、また子供たちが、朝食をしっかり食べていないことに対する警告です。

下の図をご覧ください。

朝食と間食(捕食)をとった場合の空腹時間との関係です。

土曜・日曜・祝日などの、一日練習の時だと思って、見てください。

一番上の図は、朝7時に朝食を食べ、昼食を12時、夕食を19時にとった場合の、基本的な一日三食、間食なしです。

次の図は、朝食もしっかり食べ、午前中・午後に一回の補食、就寝前に夜食をとった場合。

一番下は、朝食を摂らず、補食も摂らなかった場合です。

 

真ん中のケースは、身体を大きくしたい、しっかり栄養を補給しておきたいといった、かなり意識している状態です。

一番下は、朝食も摂らず、チームとしても特に補食はとっていない状態です。

これを見ていただければわかるように、朝食を摂っていない場合、最大17時間も栄養を取っていないことになります。

特に、朝から練習や試合をすることが多いにもかかわらず。

これはやはり選手にとって、決していいことではないでしょう。

先日セミナーにて、ある少年野球の指導者の方がこんな悩みを語っていただきました。

「先日、泊りがけの合宿をしたのですが、子供たちの数名が、朝食を食べることができない。」ということでした。

また、「同じ宿泊先に、泊まっていた宿泊強豪チームと言われている少年野球の子供たちは、全員が、しっかりと朝食を摂っていた。」ということでした。

「あの姿を見ると、やはり、日頃からの家庭環境がかなりのウエイトを占めているのではないか。」ということでした。

「たぶん、保護者も日頃から、家庭でしっかりと朝食を摂らせる教育をしていないように思われる。」と。

強豪チームに自分の子供を入れるような保護者は、そのようなところからも意識が高いのではないか。」ということでした。

もちろん、各チームの指導者は、朝食を摂ることの大切さをしっかりと指導していると思います。
しかしながら、やはり各家庭でのことは、保護者がしっかりと意識を持って教育していかないといけないのではないでしょうか。

「自分の子供は朝食べないんです。」という保護者さんもいらっしゃいます。

「朝食の準備をしてもこどもが食べない。」と。

しかし、それであきらめるのではなく、なぜ食べないのかを一度考えてみてはどうでしょうか。

食べなかった場合には、自分の身体がどうなっているのか、食べた場合はどうなるのか。

また、子供の生活パターンをもう一度見直してみて、朝、空腹になるように工夫できないかを、もう一度意識してほしいと思います。

単純に朝起きた時にお腹がすいていないのか。

眠たくて眠たくて、身体が起きないから食べることができないのか。

など、食べることのできない原因も様々だと思います。

まずはそのあたりをしっかり考えて、改善していってほしいと思います。

あまり食べることが出来ない場合でも、少しでもお腹に入れることを少しづつ頑張ってほしいと思います。

また、特に朝食の場合、タンパク質がほとんど摂取されていない場合もあります。

例えば、パンとジュースやパンとコーヒー。またはおにぎりだけなど炭水化物だけのようなときがあります。

やはりこれから、練習や試合に向けて身体が動き出すわけですから、タンパク質を前もって、しっかり摂取しておきたいものです。

運動・栄養・休養。

このすべてがバランスよく整って、初めてコンディションが整い、いい練習・いい試合ができるのです。

健やかに成長し、野球もどんどんうまくなっていくのです。

指導者・保護者の皆さん、自分自身も含め、もう一度朝食の重要性について考えていってほしいと思います。

 

 

 

 

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