速く動くには、重心を素早く進行方向にむける

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動きつくり

ウォーミングアップや動きつくりの練習、または短い距離のダッシュの練習をするときに、様々な形からスタートさせる練習をしたことはありませんか?

例えば、長座の姿勢から・うつぶせに寝た状態から、あおむけに寝た状態から、後ろ向きに長座での姿勢からなど、様々な形をとらせて、笛や手を叩いたりして合図を送り、それに瞬時に反応して、スタートし、短い距離のダッシュをする練習です。

私も時々、ウォーミングアップの最後の種目で、何種類かをさせていました。

私は当初は、出来るだけ早く反応して、素早くダッシュすることだけを考えていましたし、選手にもそのように意識するようにを伝えていました。

しかしある時、ファームチームと社会人チームとの交流戦があり、大阪ガスのグラウンドで、大阪ガスの野球部と試合をしたことがあります。その場所は、大阪ガスの持っている総合運動施設で、野球場はもちろんの事、プールや体育館、陸上のトラックもあります。

大阪ガスの陸上部と言えば、オリンピックの400mリレーのメダリスト、朝原宣治さんがいます。私たちオリックスのファームチームの監督が、大阪ガスの陸上部の方と知り合いであったことから、試合後に、朝原さんに若手3人を指導していただくことになりました。

試合後は、あいにくのゲリラ豪雨になってしまい、陸上トラックは使用できませんでした。仕方なく、体育館の狭いスペースをお借りして指導していただいたのですが、その時に面白かった話が、先ほどの変形ダッシュの件でした。

朝原さんたち、100mや200mなどの短距離の選手も、いろいろなスタートの形からのダッシュの練習はよくするとのことでした。

しかしながら、私の意識させていたこととは違いました。私たちはとにかく少しでも早く反応して動き出すことしか考えていなかったと思います。ある意味、形は悪くてもとにかく早く動くことに集中していました。

しかし朝原さんは、反応を速くすることに全力を傾けるのではなく、『どれだけ速く、重心位置を進行方向に向けるかが一番大切。』ということでした。

確かに、重心位置の事を意識していなかったら早く反応することばかりを考えて、重心がフラフラ・フラフラしてしまっています。しかしながら、重心の位置を素早く目標に向けて進んでいくことを意識すると、結局はそれが一番早く目標に到達することが出来るのでした。

それから、私も選手達には、そのことを意識させるようになりました。

『できるだけ速く、重心位置を目標に向けて進んでいく。』

このことによって、選手達も、素早く反応した後にフラフラすることなく、最短距離で目標に向かって入っていくことが出来るようになりました。

少しの意識の違いで、みるみる動きが変わっていくのでした。大変勉強になりました。

やはり、時には違う種目の方のお話を聞くというのも、大変参考になることが多いですね。

あなたも試してみてはいかがですか?

きっと動きが変わっていくと思いますよ。

以上、早く動くには、重心を素早く進行方向に向ける。でした。

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