ウソだろ!実際そんな事があるなんて!中学硬式野球チームの選び方。

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えぇ!?ウソでしょ!実際に入団してみると、想像していたチームと全然違うじゃないか!

これは中学生になって、中学校の部活、軟式野球を選ばず、校外の硬式野球チームを選び、入団した後によくみられる現象です。

いったいなぜそのようなことが起きるのでしょうか。

ちょっと考えてみましょう。

 

ここ数ヶ月に渡り、様々なチームで体験会が開かれています。

中学硬式野球チームの体験会です。

小学生が対象の学童野球チームの体験会と違い、自分の人生を決定づけることにもなりかねない中学硬式野球チームの体験会です。

ほとんどのチームは数回体験会を実施しているのではないでしょうか。

チームによっては、あらかじめ入部できる定員の上限を設定しているチーム。

定員は決めないで来るもの拒まずのチームなど、いろいろです。

なかなか部員の集まらないチームもあれば、廃部同然のとこらから、一気に部員が増えたチーム、

人気がなくなってきて、入部希望者も年々減ってきたチームなどいろいろです。

私も以前、中学野球は軟式か硬式か、またチームを選ぶ時に参考になるための内容を書いたブログや電子書籍を出版したことがあります。

一口に中学硬式野球チームと言えどもそれぞれに特徴があるんですね。

 

最近、私は、コンディショニングに通ってくる子供たちに、

『チームを選ぶ基準は何なの?』と尋ねるようにしています。

 

すると子供たちは、

「チームの雰囲気かなぁ~。」

「監督の感じかなぁ~。」

「強いか弱いかかなぁ~。」

「何となく有名なところかなぁ~。」

「バッティング練習ばっかりとか、守備練習ばっかりとか、あんまり偏っていないチームがいいです。」

「監督が、ずっと優しいとかずっと怖いとかは、嫌です。」

「あそこのチームは、お金が高いから。」

「あそこのチームは、平日練習に行ったら、家から遠いから、睡眠時間なくなるから行きません。」

「あそこのチームは、平日練習が多くて、しかも遅いから、勉強できないので嫌です。」

「あそこのチームは、全然バッティング練習しないからダメです。」

とか、いろいろな子供なりの理由を教えてくれます。

 

では、保護者からの目線はどうでしょうか。

「やっぱり、基本は、子供が行きたいというところを最優先に考えてあげたいですね。」

「平日練習があると、勉強する時間が無くなってしまうので、そのあたりを考えますね。」

「お茶当番や送り迎えの事など、保護者の負担が少ないところを考えますね。」

「子供が、ひとりで電車に乗って平日練習に行くには、まだまだ不安なので、どうしても近いところを選んでしまいますね。」

「お金が高いところは、通わせることが難しくなりますね。」

「高校とのつながりを考えます。やはりいい高校に行かせたいですから。」

「グラウンドがちゃんと自前で持っているところを選びますね。」

など、保護者目線でもいろいろな思いがあります。

 

私が今までに、いろいろなところからの話で、とても気になった事としてはこんなことがあります。

チームを運営している方、チームを応援している方、指導者の方、保護者の方、これからチームを決めようとして悩んでいる方、実際にはこのような意見があることを知ってください。

例えば、

・お茶当番や送り迎えなどの負担が少ないチームと、強制的に保護者の負担が多いチーム。

・金銭面での負担を極力かけないように工夫しているチームと、本来必要のないところに費用をかけ、金銭面での負担がとても多いチーム。

・一方的に結果だけで言うのではなく、チームとしてもしっかりと、勉強や睡眠をとれる環境に日頃の平日練習や週末の練習を考えて日程やスケジュールを組んでいるチームと学業成績の事など意に介せず、野球の事しか考えてくれないチーム。

・自分の経験談だけで指導し、いろいろなことを吸収しようとする意思のない指導者のチームと、常に勉強熱心で、時代のニーズに合わせ、日々努力を惜しまない指導者の集まりのチーム。

・過去に、有名選手を輩出しているが、いざ入団してみると全然想像していたのとは違うチーム。

・チームの代表や監督が、高校の進学先を一方的に決めてしまい、子供や保護者の意見を全く尊重せず、意見を言ったとたんにレギュラーから外したり、あからさまに態度に出すような行動をとるチーム。

・監督やコーチの指導論がバラバラで、統一性がなく子供たちが常に迷ってしまうチーム。

・監督が独裁者で他のコーチの意見など全く聞かないようなチーム。

・ボーイズ・ヤング・シニアなど立派なチーム名は付いているが、実際にはほとんど指導してもらえず、選手が勝手に考えて練習しているようなチーム。

・週末には、選手のコンディションなど全く無視して、早朝3時や4時に集合をかけ、練習試合などに向かうチーム。

・指導者と保護者が全く交流がないチーム。

・逆に、保護者の意見がまかり通って、チームとして成り立っていないチーム。

・しんどい練習やトレーニングをさせればいいと、故障者が多数出ているにもかかわらず、全く指導者側の改善が見られないチーム。

・指導者が保護者の目ばかり気にして、子供の方を見ていないチーム。

・バッティング練習ばかりするチーム。

・守備練習ばかりするチーム。

など、耳の痛い話が多数聞こえてきます。

 

いろいろな話を聞いていて、私なりにポイントとして考えることは、

・指導(技術論)に統一性がないチームは、いずれ崩壊する。

監督や各コーチが言うことに一貫性がなく、統一されていないため、監督やコーチはやがて、自分が指導していてかわいい子供を囲うようになり、他のコーチなどの指導論を陰で否定するようになる。子供や選手は、異なる技術論に悩み苦しむことになる。もっと最悪なのは、そこに父親などの技術論が介入している場合、子供はどうしていいかわからなくなってしまう。最近は特にYOUTUBEなどで、さまざまな技術論が簡単に見られるため、とても厄介なことになっている。

 

・チーム運営のためにもちろん部費は必要だが、本来かけるべきでもないところにまで、費用をかけ、保護者の金銭面での負担を多分にかけている。

・保護者に対してまでも、服装や小物などを統一させたりして、子供たちの野球技術の向上には全く関係のないところまで、金銭面での負担をかける。

・グラウンドを基本として、練習施設が十分確保されているか。

平日練習の場所が十分確保されず、しっかりとした練習が出来ないチームがかなりある。また、練習場所が確保されていても、平日に指導できるコーチが少なく、自主練習のような状況になっているチームもある。

平日練習と週末練習の場所がかなり離れているケースも多い。そのため週末には、かなり早い時間に別の場所に集合し、バスや車で移動するチームもある。当然、交通費は別途かかってしまう。

・指導者と保護者の関係が、各チームによってかなり違う。

指導者と保護者がコミュニケーションを全くとることが出来ないチームもある。チームとしては、指導法、起用法など保護者の意見が関与しないので、チームの運営としては楽かもしれない。

逆に、指導者や球団代表・事務局長など、指導やチーム運営に関わる人たちと、保護者とのコミュニケーションがとりやすく意見できるチームも存在する。一見いいように思われるが、保護者側から、指導方法・作戦面・起用法など、本来保護者が決して関与してはいけない部分にまで、口を出してくる保護者が存在するため、チームとして、成り立たなくなってしまうケースもある。

本来、入部前の段階で、このチームの指導方針・勝利に対する考え方・選手起用に対する基本的な考え方・育成方法・保護者と指導者との関係・保護者同士の関係・金銭面の負担・保護者の負担などについては、クラブ側が詳細に、ホームページや体験会・説明会などで事前に通達すべきであり、疑問質問があれば、入団前に解決しておくべきである。

入団後に、特に起用法・指導法・作戦などについて、保護者側が、指導者や運営側に意見すべきではない。簡単に、意見が通るような組織であれば、空中分解し、やがてチームは崩壊する。

入団後、指導法、起用法などに意見の相違があれば、自ら退団すべきです。

・最近は、ホームページやSNSでの、チーム紹介や活動報告などが多くみられますが、チームによって、そのような媒体に費用をかけたり、そのような操作・編集が得意なスタッフ・保護者などがいる場合、さぞかし素晴らしいチームのように映りますが、実際とは異なることも非常に多いと聞いている。

本来、そのような媒体を作成するには、良い事しか載せませんので。

実際の生の声や、体験会などではない、通常の練習風景や試合風景、OBの意見、OBの保護者の意見、現役の選手の意見、現役の保護者の意見の方が、本当のチームの事がわかると思います。

体験会なども通常の雰囲気とは異なり、お客様を向かい入れる雰囲気になっているため、その時だけで判断することは危険です。時間があれば、内緒で通常練習や試合風景を観察に行くことをお勧めします。

・過去にプロ野球選手などを輩出したことを、掲げているチームもたくさんありますが、いざ入団してみると、想像とはかけ離れたチームも多数存在します。

もちろん、そのチームでの経験、指導法によって花が咲いた選手もいるとは思いますが、多分そのような優秀な選手は、他のチームに入団していたとしてもプロ野球選手になっていたでしょう。

本当に、過去の選手の事を誇れるような指導が出来ている状態なのか、はたまたその選手の名前で、保護者や子供を勧誘し、実態は情けないものなのか、チームとしては考えないといけないと思います。

・保護者や子供たちの側からすれば、進学先の高校も気になるポイントだと思います。

もちろん、高校側と密接な関係を築いていたり、頻繁に、高校のスカウトが訪れてくるようなチームも多数存在します。

しかしながら、代表や監督などが、勝手に高校の進学先を決めて、保護者や子供の意見を全く聞き入れないようなチームも存在します。

提示された高校ではなく、違う高校を希望すると、途端に気分を害し、態度が変わり、子供のへの対応が変わるという、最低最悪なチームも存在します。

もちろん、選手側が希望する高校へは、実力的に無理な場合もありますが、事前に保護者、選手、指導者、代表などの間で懇談が何度も行われ、お互いに納得できる形に持っていかなければなりません。

逆に、高校側からどうしても○○選手に来てほしいというケースもあります。その場合には、『○○高校側がぜひ○○君に来てほしいと言ってきていますが、どうですか?』と言う話し合いになり、どうするか決めればいいのです。

しかしながら、高校側と指導者・運営側で勝手に話を進めているケースもあり、それは非常に問題です。

そのような揉め事によって、卒団直前に退団してしまったケースもあります。

高校の進学先は、子供の将来にとって大切な選択です。進学に関しても、本当に親身になって対応してくれるチームなのか、逆にチームの言いなりになってしまうようなチームなのか、高校側とルートはあるのか、高校進学に関してはあまりよくないのかなど、この内容についてもしっかりと調べておくべきでしょう。

 

まとめとして、チームを選ぶ場合には、決して世間のイメージやホームページなどでの情報だけでチームを決めるのではなく、複数の体験会に参加し、チームの候補がある程度決まってきたら、生の声を聴くべきでしょう。その生の声も一人ではなく、数人から聴くべきです。チーム内の立場が変われば意見も変わりますので重要です。

また、日頃の練習や試合の様子をこっそり見に行くのも大切でしょう。日頃の選手の雰囲気や指導者の指導の仕方、雰囲気がわかるでしょう。

後は、平日練習の日数・時間・場所。週末練習の場所、移動方法、時間。

指導者の経歴。人数。

金銭面での負担。月会費。それ以外の練習場所使用料・交通費・遠征費・ユニホームなどアパレル関係・道具。保護者の統一アパレル費用など。また、懇親会など、それ以外の費用があるのか無いのかなど。

事前に調べておくといいと思います。

中学野球を、学校外の硬式野球チームを選ぶのか、中学校の部活軟式野球を選ぶのか。

よくよく考えてくださいね。

子供たちの一生が決まるかもしれません。十分話し合ってください。

以上、ウソだろ!実際そんなことがあるなんて!中学硬式野球チームの選び方。でした。

 

 

 

 

 

 

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