甲子園優勝投手と鈍感力

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プロ野球トレーニングコーチ時代に、私はラッキーなことに、

甲子園優勝投手を経験した選手を

何人か指導したことがありました。

帝京高校出身の吉岡選手・三澤投手、

日大三校出身の近藤一樹投手です。

私は彼らを見ていて、甲子園で、それも伝統校での優勝投手とは、

一体どんな性格の持ち主何だろうかと、関心を寄せていました。

そこでこの三人を見ていて、私が一番感じたのは、ゆったりしている事、

バタバタ騒がないこと、ゆったりとしかもマイペースな事です。

この三人はたまたま、東京のチームでしたので、

余計にそう感じたのかもしれませんが、

やはりそこで思ったのが、やっぱり甲子園で優勝するような人は、

小さな事で、心を動かされず、いつも冷静で、しかもマイペース。

これぐらいのメンタルをもっていなければ

大舞台でやっていけないのかなぁと感じました。

鈍感力とでもいうのでしょうか。

すごく大きな存在感がありましたね。

それに彼らと話していると、

何故かこちらもゆったりとした気分になりました。

心地いいというのでしょうか。

このようなオーラを持った投手が、マウンドにいると、

ほかの選手にもいい影響を与え、変にプレッシャーを感じることなく、

自分たちのペースで常に試合を運んでいけたのではないでしょうか。

優勝投手ではないのですが、野茂投手にも同じ感覚を味わっていましたね。

この感覚を表現するのには、

野茂投手の雰囲気がすごくわかりやすいのではないでしょうか。

もちろん、

地域性や、まったく違う性格の優勝投手もたくさんいると思います。

しかし私は、あの感じを持った選手が、

意外にプロの世界で大切なのではないかと感じています。

私が見る限り、

野茂投手・松井秀喜選手・田中投手(マー君)・岩隈投手

井川投手・前田投手・大谷選手に、

同じ雰囲気・同じ匂いを感じるのです。

高校野球甲子園大会・プロ野球・MLBなどで、

結果を残すことはすごいことです。

そこには、もちろん体力・技術はもちろんですが、

鈍感力のような、メンタルの要素が

意外に影響を与えているのではないかと思っています。

 

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